ロボット溶接、プロジェクション溶接、スポット溶接、半自動溶接、TIG溶接、アーク溶接。
これらの設備を有効に活用し、豊かな経験とたしかな技術で多様なニーズにお応えします。
私たちの特徴として鉄道の車両移動機がよくクローズアップされますね。
全高3,200mmx全巾2,750mmx全長2,400mmx重量8,000kgのものをゼロから組立ていくわけですから、私たちにとっても自慢の逸品です。
はい。あるのは図面だけですね(笑)
たしかに経験は必要と思います。特にフレームは厚みがあるので、どれだけ溶接経験のある方が当社に入社しても、その経験をお持ちという方はいなかったかな。
一品一様なので一概にはいえないのですが、だいたい70~80mmは普通ですかね。100数mmっていうのもありました。
いま言われて気付いたんですけど、そういえば当社のまわりでも、こういった厚物溶接が出来るところって少ないですね。
はい。私たちは昭和40年代からこの仕事をしているので、当たり前というかなんというか。。。
特に大物の製缶では、必ずしも下を向いて溶接できるわけではないというところがポイントで、私たち自身はおもしろさだと感じています。
また、図面を見て完成体をイメージできて楽しいというのが、完成品をつくる醍醐味です。
溶接の部分に限って言うと、どの程度の歪みが発生するのかなど考えるんですけど、溶接ってそのイメージが勝負だと思います。
そう思います。設備や道具も大事ですけど、数値化もできないし、正解もない世界なので、やっぱり経験と勘が大切と思います。
いや、そこもウリですけど、設備で勝負できるものもありますよ。
そうですね。フラッシュバットを設備しているところは少ないと聞きますので珍しいでしょうね。電極のスパークを応用した圧接溶接で短時間で効率よく作業が出来ますし、溶接強度は非常に強いので信頼性も抜群です。ぜひお問い合わせいただきたいのですが、特異なフラッシュバットに限らず、ロボット溶接もウリなんです。
はい。一台は長尺、長物の溶接に適した仕様で、最大2800x900まで可能です。
もう一台は円弧溶接の仕様で、こちらは最大φ1,000まで可能です。
ロボットなのでコスト的には量産向けとは思いますが、長尺や大径をやるには付帯設備も必要になってきますから、どこでも受けてくれそうで意外となかなかないと思いますよ。ロボットなので仕上がりも安定しています。
道路や港湾といったインフラ設備ですね。
さきほど勘より設備で勝負できるものとお話しましたが、ロボット溶接にも勘が必要でした。
というのは、プログラムを組む上で、アームの動きを読まなければならないのですが、ここに勘が必要になってきます。ムダな動きをさせないか。
どこかにぶつからないかといったところは数式で表わせられない部分なので、少しずつ動かしながらプログラミングしていきます。
そうですね。当社は設計から組立まで一貫生産の出来る工場ですので、切削と溶接をからめた仕事も多いです。特に削りだしだけではコストに見合わないとか、複雑形状品などで当社の体制は有利だと思います。
■私は溶接経験者としてこの会社に入社しましたが、はじめて車両移動機をみたときには「ヤッタ!」と思いました。溶接だけじゃない、塗装も油圧の配管も電気配線もすべてやる。これだけのことを出来る会社はそうありません。
■大きなものの溶接を得意にしているのは「ひずみ取り」に自信があるからだと思います。場合によってはそれを容易にする治具開発のノウハウもありますので、ぜひご相談いただきたいですね。